dreamt

誰かがくれた優しさを
僕ら少しずつ分けあって
そうやって悲しい冬の日も
暖めあって越えてきた

誰かが投げた寂しさを
僕らお互い埋めあって
疲れきって眠る夜も
瞼の裏に映しだす

許しあって 油断しあって
僕らだけの秘密を分けあった
目を覚ますと涙が落ちるような
そんな優しい世界をゆめにみただけ

窓枠に差し込む光 まだ残る胸の痛み
もう二度と覚めないようにとそっと願って
濁った目を閉じ眠りに落ちた

誰かが捨てた大切を
ひとつずつ拾い集めて
いつか見た冬の星座の
瞬きになって照らしだす

手離せなくて 何も失くせないまま
隣にいる理由も分からないけど
意味ないなって決めつけたエゴでも
誰かを救うことを知らなかったきみは

許しあって 油断しあって
僕らだけの幸せを分けあった
同じ毛布で明日も眠れるような
奇跡みたいな世界をゆめにみた!

手離せなくて 何も選べないまま
隣にいる理由も忘れちゃった
守れない約束も 言えなかったごめんねも
きみはいつも困ったように笑っていたこと

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